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「Lifehacker.comからのアクセスかと思ったらLifehacĸer.comだった件」という記事タイトルを見て2つのドメインの違いに気づけますか?
目次(クリックでワープ)
Lifehacĸer.comはスパムサイト
アクセスするとリダイレクトされる模様。情報を抜かれたり、変なプログラムとかダウンロードされる危険性があるのでアクセス厳禁。
Lifehacker.com
Lifehacker.comはガジェット系の大手ニュースサイト。Lifehacker.jpというドメインで日本でもお馴染み。
Lifehacĸer.com
Lifehacĸer.comはスパムサイト。
kがĸ(ロシア語?)となっていて全くの別サイト。
アクセスするとリダイレクトされてやばい模様。
参考【スパム】何かおかしいと思ったら、lifehacĸer.comのスパムだった。 – LURECREW
ドメイン検索しちゃうと直にサイトに移動してまうことがあるので検索もやめときましょう。
lifehacĸer.com/new-revolutionary-shell-from-lifehacĸer.com
アナリティクスのスマホアプリなどでlifehacĸer.com/new-revolutionary-shell-from-lifehacĸer.comと出たらLifehacĸer.comからのリファラスパム。
Secret.ɢoogle.com You are invited! Enter only with this ticket URL. Copy it. Vote for Trump!
言語設定にメッセージが
Googleアナリティクスの言語を見ると「Secret.ɢoogle.com You are invited! Enter only with this ticket URL. Copy it. Vote for Trump!」というメッセージが出現していた
「トランプに投票してね。Googleから秘密の招待チケットあるよ」的な意味だろうか。
11月に入って急激に増加
この言語設定からのアクセスは2016年11月7日あたりから始まって、昨日の11月29日に増加。今月だけで315ものセッションがある。
トランプメッセージの言語設定の参照サイト
言語設定に謎のトランプメッセージを表示している奴らは誰のかを調べました。
参照サイトの結果が下図です。
Lifehacĸer.comはすでにフィルタで除外設定をしていたので含まれていませんがreddit.com、abc.xyz、thenextweb.com、addons.mozilla.org、buketeg.xyz、boltalko.xyz、budilneg.xyzも同様のスパムサイトだということがわかります。
海外のサイトでも同様の指摘がされているので間違いありません。
参考How to Block lifehacĸer.com Referral Spam in Google Analytics | Botcrawl
参考Beware of the fake Lifehacker in Google Analytics! Who is Behind it
言語設定に現れるトランプメッセージはLifehacĸer.comを筆頭とする一連のリファラスパムサイトが原因でした。
Lifehacĸer.comからのセッション数
Lifehacĸer.comからのセッションは34、下図6位。
4位〜10位まですべて同じスパムサイトからのセッション。
この記事を書いている間も、リアルタイム解析を見ると参照元にLifehacĸer.comがずーっといて気持ちが悪い。
1.Lifehacĸer.comをフィルタで除外する方法
放っておくと正確な数値が取れないので、結果から除外します。
フィルタの設定をすれば除外できます。
Googleアナリティクス>管理>フィルタ
フィルタ名の設定:なんでもいい。Lifehacĸer.com除外など。
カスタムを選択
除外
フィルタフィールド:キャンペーンのソース
フィルタパターン:該当URLを入力。Lifehacĸer.com
使用可能なビューから「すべてのウェブサイトのデータ」を選択して「追加」して、選択したビューに移動させる
保存
この作業をURLごとに設定すればトランプメッセージも無くなるはず。
2.言語にメッセージを表示させるスパムを除外する方法
言語設定にメッセージを表示させるスパムサイトをフィルタリングする方法。
以下の記事で紹介されていました。
参考Quick Filter to Prevent All the Language Spam in Google Analytics
Lifehacĸer.comもつまるところ言語設定にメッセージを表示させるスパムサイトの1つなので、まとめて駆逐してしまおうというもの。
Googleアナリティクス>管理>フィルタ
フィルタ名の設定:なんでもいい。言語スパムなど。
カスタムを選択
除外
フィルタフィールド:言語設定
フィルタパターン:\s[^s]*\s|.{15,}|\.|,
使用可能なビューから「すべてのウェブサイトのデータ」を選択して「追加」して、選択したビューに移動させる
保存
この方法だけだとリアルタイム検索でLifehacĸer.comが除外できなかったので、1と2を両方やるのが一番良いのかな?
フィルタパターン:\s[^s]*\s|.{15,}|\.|,の意味もよくわからないのでちょっと怖い気もする。言語アクセスのセッションで、トランプへの謎メッセージが僕の場合315で止まっていれば上手くフィルタリングできている証拠。今後、同じようなスパムから守ってくれるはず。
感想
アクセス解析を何気なく見ていると、Lifehacĸer.comからアクセスが。
この時はLifehacĸer.comではなく本家のLifehacker.comからだと思いました。
と喜んでいたんですがリファラスパムだと知ってショックでした。
いつか本家から引用されるようなサイトに!
この記事をブログ等で紹介する際は下のHTMLコードをコピペしてお使い下さい。
泣いて喜びます。
<a href="http://49hack.jp/lifehackercom-spam/">Lifehacker.comからのアクセスかと思ったらLifehacĸer.comだった件</a>
コメント
とても分かりやすかったです。
助かりました。
ありがとうございました!!
1つ教えて下さい。
フィルター削除に関してですが
フィルタパターンに「Lifehacĸer.com」
のみ入力でOKですか?
教えて下さいm(__)m
僕も1つのフィルタで複数のURLを設定できないか調べたんですけど、「URLごとに設定する」という情報が多かったです。
面倒くさいですが諦めて1つずつ設定しました。