人生についての名著「働く理由 99の名言に学ぶシゴト論」

働く理由

この記事の読了時間は約6分です。

休学、ニート、パートの経験がある@49hackJp

心理系の仕事を諦め、今は介護系の仕事をしています。

が、働くことや人生、生き方に対しては今でも悩んでいます。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論」は、人生に迷える人たちのあらゆる不安を取り上げながら、こういう考え方があるよ、こういう名言があるよと淡々と紹介してくれる本でした。

仕事・人生・生き方をテーマにした名著。

高校生〜社会人まで幅広い層で読めます。

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働く理由 99の名言に学ぶシゴト論

定義が明確で論理が鮮やか

才能とは何か、好きと相性の違いとは何か、娯楽・趣味・特技の違いは何かなど、複雑になりそうな問題も、定義をきっちりとおさえながら、こうじゃないか?という答えが書かれています。

上から目線じゃない

上から目線で「これはこういうことだから!」ではなく、著者の気づいたこと、考えたことをとつとつと話してくれている感じで読みやすい。

著者の戸田智弘さんは現在はキャリアカウンセラーとして働いていますが、浪人、留年、仕事に悩み依願退職→転職、倒産をした経験がある人なので、迷っている人の気持ちがよくわかって書かれています。

紹介されている名言も、誰も知らない本からの抜粋(おそらく)もあったりして幅広いのも好感が持てます。有名どころだけからの引用じゃありません。

名言解説なのに名言連発

紹介している名言が霞むほどの名言が解説で書かれています。

つまりこの本は、名言紹介、名言解説名言という名言のオンパレードで構成されています。

解説の中の名言を幾つか紹介します。赤色や線などは@49hackJp

人生は応用問題

人生は応用問題だ。「自分固有の応用問題を解く→実行する」の繰り返しだ。この問題は、一人ひとりみんな違っている。なぜならば、与えられた条件がみんな違っているからである。そしてこの問題を解くのは、あなたしかいない。誰もあなたの代わりにその問題を解いてはくれない。自分で考えて自分で選ぶからこそ、あなたは自分の人生を生きたことになる。他人が考えて他人が選んだのなら、あなたは自分の人生を生きたことにはならない。

やりたくないことを我慢できるかどうか

あなたは、その「やりたい仕事」をやるために、そこに含まれる「やりたくないこと」を我慢できるか、できないのか。なんとかやり過ごすことができるか、できないか。我慢できないのなら、やり過ごせないのなら、その「やりたいこと」を仕事にするのは諦めたほうがいい。

定型的な仕事は完璧にこなせ

仕事のうちの95%はやらなければならない仕事、つまり先輩たちが積み重ねてきた仕事だ。だからこの仕事は定型的であり、人によっては「誰がやっても同じだ」と嫌がる人もいる。定型的な仕事をする場合は、その仕事を完璧にこなさなければならない。完璧にできない人に限って「こんな決まりきった仕事なんてしたくない」と文句を言う。この95パーセントの仕事を完璧にこなせた人間だけが、その次の5パーセントの仕事に進める。

学術用語

聞いた事がなかった学術用語が出てきたのでメモ。

セレンディピティ(serendipity)

何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。

科学分野で失敗が思わぬ大発見につながったときなどに使われる。

例:ニュートンがリンゴの落下を見て万有引力を発見

計画的偶発性理論

ジョン・D・クランボルツによって提唱された理論。

偶発的な出来事を、自分にとっての転機として受け入れられるよう、取るべき日々の習慣・態度についてのススメ。

キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される

偶然を計画的に設計せよ

行動指針五箇条

行動指針五箇条

  1. 好奇心―たえず新しい学習の機会を模索し続けること
  2. 持続性―失敗に屈せず、努力し続けること
  3. 楽観性―新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
  4. 柔軟性―こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
  5. 冒険」―結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

ERG理論

マズローの欲求階層説をアルダファー(Clayton Alderfer)が修正したモチベーション理論(1972)。

人の欲求は、生存(existence)欲求、関係(relatedness)欲求、成長(growth)欲求の3階層であるとする。

  1. 同時存在性:低次〜高次欲求は同時に存在しうる
  2. 可逆性:高次欲求が満たしにくい場合には低次欲求を更に満たそうとする

の2点がマズローの理論と異なる。

グッときた名言

勇気、希望、忍耐

俺はこんな説教めいたことを言うのは好きやないけど、ちょっと気障な遺言やと思って聞いといてくれ。人間には、勇気はあるけど辛抱が足らんというやつがいてる。希望だけで勇気のないやつがおる。勇気も希望も誰にも負けんくらい持ってるくせに、すぐにあきらめてしまうやつもおる。辛抱ばっかりで人生何にも挑戦せんままに終わってしまうやつも多い。勇気、希望、忍耐。この三つを抱きつづけたやつだけが、自分の山を上がりきれる。どれひとつが欠けても事は成就せんぞ。

宮本輝「春の夢

この3つの中なら希望が決定的に僕には欠けています。

主語は自分

この世界で私に与えられた仕事は、きわめて限られたものかもしれない。だが、それは私に与えられた仕事であるという事実ゆえに、かけがえのないものである。

マザー・テレサ

世界を主語にするのではなく、自分を主語にして物事を捉えなおせば、どんな些細な事柄も大きな意味を帯びてくるという箴言。

没入と礼節

偉大で崇高な仕事をなしとげることを、私は心から望んでいる。けれども、わたしのいちばんの努めは、ささいな仕事を、あたかも偉大で崇高であるかのごとくなしとげることだ。

ヘレンケラー

そこにあるのは陳腐ではなく没入と礼節。

続・働く理由

「働く理由」が好評だったのか、続編の「続・働く理由」が発売されています。

読み次第、また書評を書きます。


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泣いて喜びます。

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