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楽天モバイル契約ページの紛らわしい表記への警鐘。明らかに高齢者をカモにして利益を貪ろうとする企業の姿勢を感じます。楽天モバイルの簡単な特徴と楽天が過去にユーザーを欺いてきた歴史を紹介します。楽天モバイル契約時は要注意。
格安SIMをNifmo(ニフモ)で使い始めて今年の6月で2年になります。6月からは月々の200円割引が適用されなくなるので乗り換えを検討中。
楽天モバイルが最有力候補の1つなんですが、契約ページに明らかにユーザーが勘違いしてしまいそうなトラップが仕込まれていたので紹介します。
目次(クリックでワープ)
楽天モバイルとは
楽天市場を運営している楽天が経営するMVNO
広告では本田圭佑(サッカー日本代表)やX JAPANのYOSHIKIを起用しています。
「絶対お前ら格安SIM使ってねーだろ」という感じがすごいですが、
イメージ戦略ということでよしとしましょうw
利用者数1位
15歳から69歳の男女35161人を対象にした調査で、格安simユーザーの利用率第1位、約20%が楽天モバイルでした。
格安simとしては後発組のイメージだったので利用率第1位というのは意外でした。
通話simと端末のセット売りが魅力
通話simと端末のセット売りが安いのが一番のウリで、キャンペーンの数も多いです。
@49hackJp垂涎のmate9も3月9日の楽天スーパーセールで30400円(限定500台)で販売してくれます。定価のほぼ半額という驚異的な安さ。
誰か、僕の分を買っておいてください。
スピードテスト時の詐欺行為が発覚
格安simは会社が乱立しているので、どこのMVNOの回線速度が速いのか、ブロガーや調査会社が定期的に検証しています。
過去に楽天モバイルは、スピードテストアプリでは速度が出ているのに、実際は全然遅いというブーストのような行為が発覚したことがあります。
FREETELや楽天モバイルといった評判の良いMVNOの速度の良さが、スピードテストアプリ上に限られるという事実が発覚したことから、今後よほどしっかりした改善を行わない限りは速度比較という点において選択肢に入ることは少ない
MVNO格安SIMの速度比較 2月 IIJmio/mineo/楽天モバイル/FREETEL/OCN/BIGLOBE/DMM/UQ mobile他 | 格安スマホ回線研究所
厳密にはスピードテスト「ブースト」ではなく開放や規制といった類のものだったようです。
FREETELや楽天モバイルが行っているのはスピードテストだけが速くなる「ブースト」ではなく、動画やファイル系のダウンロードに規制がかかるタイプのもので、一応規制時間外ではスピードテストとほぼ同等の速度で動画などを見れるようになっています。
楽天モバイルの印象としては、「端末は安く買えるけど回線はクソ」「楽天イズム満載」という感じでした。
楽天モバイル契約ページのミスリード
ミスリードとは
ミスリードとは推理小説なんかで良く使われる技法で、「こういうことだな」と読者に間違った解釈をさせるように仕向けることを言います。
楽天モバイルのミスリード
僕が騙されそうになったのは、契約時のオプションを決める場面です。
以下の画像をご覧ください。
端末補償をつけるかどうかのオプションです。
画像の「端末購入時だけ!」という文字が目に留まります。
「500円/月」って隣に書いてるから毎月の回線代+500円かと思いましたが、
もしかして最初の月に500円払ったらいいだけなのか??
それなら超お得。
待て、これは楽天が運営する楽天モバイルだ。
そんなうまい話があるわけがない!
これは最初の月に500円払ったらいいだけと高齢者に錯覚させるための、紛らわしい楽天の戦略だ、ミスリードだ、そうに違いない。
そう思ってオプションの説明を確認しました。
正解は「毎月500円上乗せ、オプション加入が申し込み時のみ」でした。
ならば「端末購入時だけ!」という文言を500円の隣にわざわざ配置する必要があるんでしょうか。このレイアウトでは誤解する人が大勢出てしまいます。高齢者ホイホイですね。
楽天の過去の悪行
ユーザーに誤解させることを楽天は過去に何度も行っています。
「あんたが作ったんだぜ、俺のこと」
かもめんたるのゴキブリのコントに出てくる男の言葉のように、
楽天=胡散臭い、楽天=何か裏がある、など身構えるようになってしまったのは楽天がユーザーをそう育てたからです。
楽天のメルマガでもミスリード(現在は修正済)
楽天はユーザーを騙す表記はお手の物です。
僕は楽天のメルマガ(2016年)でまんまと罠に引っかかった経験があります。ミスリードというか完全な不当表示でしたがw
楽天に期待したのが馬鹿でした。500円オフと表示してクリック誘導、その詳細を見ても500円オフと錯覚させるようなバナーを表示させて、そこからクリックして詳細を見たら「初めてなら」という条件を出す。
この記事を楽天の社員が見たのか、その後は広告が僕の要求通りに訂正されていました。
楽天の二重価格表示問題
楽天は2014年の楽天イーグルス優勝セールの時に、高くない商品の元値をあげて、さも安くなったように誤解させたこともあります。
「楽天市場」では、昨年行った楽天日本一セールなどで、通常価格で販売しているにも関わらず、通常価格の表示を2倍以上に釣り上げるなどで半額以下のセールと見せかける不当な二重価格表示が指摘され問題になった
ここまで徹底されていると、「ユーザーを欺いて利益を得る」という企業体質が明らかですよね。
まとめ
- 楽天モバイルは利用者率1位、端末が安く買える、回線はクソ
- 楽天モバイルの契約ページは誤解を招く表記があるので要注意
- ユーザーを欺いてきた楽天の歴史あり(優勝セール、メルマガ、スピードアプリ)
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泣いて喜びます。
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