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USBケーブルに流れている電流・電圧を測定する「USBチェッカー」のレビューです。
通販会社Gearbest様より商品レビューの依頼をいただきました!
Gearbest様からは2品目の提供です。
ありがとうございます。
レビュー記事では良い点だけでなく、不満点についても書いていきます。
僕のレビュー記事に対するスタンスの詳細は↓
商品のレビュー記事作成を依頼されたら提示すべき5条件
目次(クリックでワープ)
USB Safety Tester
商品名は「USB Safety Tester」です。
日本でもAmazonやYahooショッピングで販売されていますが、どの会社が作った製品なのかは明示されておらず、説明書もないというかなり怪しい商品になります。
ネットを検索した結果、「waves QC3.0 USB チェッカー」で販売されている商品と同じでした。wavesが販売していた同商品には日本語説明書(販売店が独自に作成)とクリアケースがセットで付いています。
UP UPKJが販売している「USB電流電圧テスター チェッカー」も同じ商品で、説明書とUSBケーブルが付属しておらず本体のみ販売しています。
販売者は複数いるものの、商品の出処に関してはどのメーカーが作ったのか不明ですw
商品自体はいい物なので購入して損はないと思います。Amazonでのレビューも4.5という高評価。
カテゴリー名の乱立
USBのケーブルの電流・電圧を測る商品の名前は乱立していて、
- usb チェッカー
- usb 電源 チェッカー
- usb パワー アダプター
- usb パワー チェッカー
- usb テスター
などと呼ばれています。
商品画像
Gearbestから提供。
簡易な梱包の中に中国語で書かれた三角の合格証が入っていました。
(もちろんこのままではなく、段ボールに入っていましたよ)
合格証
製品表
透明なフィルムで本体が保護されていました。
製品裏面
裏面には製品のスペックがびっしり書かれています。
説明書は付属してませんがここを見ればできることがわかるようになっています。
接続端子(差し込み部分)
出っ張ってる部分、差し込む部分はリバーシブル対応の構造になっています。
上下を気にすることなく差し込めるので、必ず製品の表を上にして数値が確認できるようになっています。
接続端子(差し込まれ部分)
凹んでる部分、差し込まれる部分はリバーシブル対応にはなっておらず、普通のUSB-TypeAの構造になっています。
スペック
- 電圧:3-30V (精度:0.01V)
- 電流:0-5.1A (精度:0.01A)
- 容量:0-99999mAh(精度:0.001Ah)
- 消費電力:0-999999 mWh (精度:0.001Wh)
- 時間:0-999h59min59s(精度:1s)
- 電力:0-299.999W (精度:0.001W)
急速充電規格のQuick Charge2.0や3.0に対応した電圧30Vまで、電流5.1Aまで測定可能な最新仕様のUSBチェッカー。
Quick Charge 3.0に対応するには20Vの電圧に対応する必要があるので、USBチェッカーを購入するときは20Vを測定できるかというのがポイントとなります。
- Quick Charge 2.0 Class A (5V/9V/12V)
- Quick Charge 2.0 Class B (5V/9V/12V/20V)
- Quick Charge 3.0 (3.6V~20V。200mVごとに調節)
起動画面
機器に接続すると「ピッ」と音がなり画面に数値が表示されます。スイッチボタン(keyボタン)を押すことで3つの画面が切り替えられます。
起動時に表示される謎の中国語
表示画面1
この画面が一番情報量が多いです。
表示画面2
中国語が表示。後述する操作で英語に変えられます。
表示画面3
電圧と電流が大きく表示されます。
操作説明
デフォルトでは「表示画面2」が中国語ですが英語に切り替えられます。
Keyボタン長押し
オールリセット
Keyボタン短押し
1回:情報表示画面の切替
以下の操作は「电压」が表示されている画面で行ってください。
2回:Ahリセット
3回:Whリセット
4回:カウントアップタイマーのリセット
5回:タイマー設定モード(1-24h/AUTO/常時ON) →数秒無操作でモード抜け
6回:言語切替(中国語/英語)
表示画面2を英語にする
「表示画面2」でKeyボタンを短く6回押すと英語に切り替えられました。
普通に6回押そうとすると表示画面3に移動してしまうので、「とととととと」というタイミングで6回押すのがポイントです。トントンだと遅いです。
USBチェッカーはなぜ必要か
レビュー依頼が増えたから
USBケーブルに流れている電流・電圧を測定する「USBチェッカー」
僕が必要だった理由はUSBケーブルのレビュー依頼が増えてきたためです。
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ケーブルの外観だけでは記事にするには情報が乏しく、USBケーブルの性能を知るには電流・電圧を測定し抵抗の大きさを知る必要がありました。
なので、このクイックチャージ3.0まで対応している「USB Safety Tester」が欲しかったんです。今回はGearbest様からの提供ですが、「欲しいものあったら送るよレビュー書いてね」ということだったので、迷わずUSBチェッカーを希望しました。
その結果、純正USBケーブルよりも他社メーカーのケーブルの方がすぐれていることがわかったりして勉強になりました。
2mUSBケーブル優秀ランキング(抵抗の少ない順)
omakerのUSBケーブル(1)電流1.50A 電圧5.24V 抵抗3.49Ω
omakerのUSBケーブル(2)電流1.50A 電圧5.25V 抵抗3.49Ω
omakerのUSBケーブル(3)電流1.50A 電圧5.25V 抵抗3.49Ω
Huaweiの2m純正ケーブル 電流1.39A 電圧5.24V 抵抗3.74Ω
ASUSの2m純正ケーブル 電流1.35A 電圧5.20V 抵抗3.84Ω
ABOATの2mケーブル 電流1.33A 電圧5.24V 抵抗3.91Ω【PR】Omakerのmicrousbケーブル5本セットレビュー!21%安くなるクーポンコードも紹介 | おっさんの放課後
充電を効率よくするため
少しでも充電を早くするには良いUSBケーブルを使う必要があります。
自分の持っているUSBケーブルを一度全部測定してみて、一番優秀なものはどれだろうと調べてみても面白いですよ。「抵抗の差は誤差の範囲で、充電できればなんでもいいわ」という人には必要のない商品です。
機器の故障を防ぐため
今後は急速充電の規格が複雑になっていくことが予想されるので、機器の故障を防ぐために一度電圧量をチェックするというのが普通になるかもしれません。
製造ミスではないことを確認するため
USBケーブルを購入しても、商品購入時に掲載されていたデータが実測として出ているかどうかはUSBチェッカーで調べないとわかりません。相手を信頼して疑わずに使うのも手ですが、1000円前後で買えるUSBチェッカーを1台持っておくと便利です。
最安値
Amazon
Amazonで1300円前後で販売されてますが、販売元がたくさんあります。
カテゴリーを「パソコン・周辺機器」にして「QC3.0 USB チェッカー」で検索すると色々出てきます。
「俺らが正規代理店や!」論争が巻き起こってますが、商品自体がどの会社が作ったのか不明な物なので、どこから購入しても同じです。
各販売元で違うのが付属品です。
- 日本語説明書(販売元作成)
- USBケーブル
- 保護ケース
これらの付属品の有無と値段のバランスを見て、一番いいと思えるところから買うのがオススメです。ぶっちゃけ本体さえあれば、付属品なんていりませんけど、日本語説明書まで作ったwavesが一番信頼できる気はします。値段が他の販売元より1000円位高いですけど。
waves(ウェイブス)
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Gearbest
中国通販では7ドル〜9ドルくらいで売られています。
本体が中国で作られた商品なので、中国から買うのが正規ルートということになりますw送料無料プランもあるので利用してみてはどうでしょうか。
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泣いて喜びます。
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