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芝居「あおくなく(ヨドミ)」を見てきました!
めちゃくちゃ面白かったです。
ヨドミの「あおくなく」を観劇。とても素晴らしい演劇で、終演時の拍手にも力が入りました。#あおくなく #ヨドミ
— 観劇大好き (@49hackJp) April 24, 2026
ヨドミの芝居を見にいくのは今回で3作目。
前作の「がらんどうのしにすとら」も面白く。
初めて見た「しまってあけないで」からヨドミのファンになっております。
@49hackJpが芝居を見て感じたこと、深読みしたことを書きます。
「あおくなく」を見に行って、その面白さを共有したいって人や、
「あおくなく」を見に行ってない人にも、その面白さが伝わればと思います。
以下、ネタバレ要素を極力避けて表現していますが
観劇時の楽しみが半減する可能性もあるので注意して下さい。
記事執筆時点で日曜日のチケットにまだ空きがあります↓↓
参考 ‐ヨドミ‐「碧く哭く」予約ページ | 演劇、ミュージカル等のクチコミ・チケット情報ポータル★CoRich 舞台芸術!
目次(クリックでワープ)
「あおくなく」の概要
-ヨドミ- 第8回公演について
主宰の挨拶文

入場者に配られた挨拶文
観劇中に何度も「この話は実話だっけ?」と思ってしまうが、
今回の話はあくまでファンタジーであることが明記されている。
「右でも左でもない」ことも、今回の話では大きなテーマであったと思います。
中道と言うと、また話がややこしくなってしまう今の政局ですが。
「あおくなく」をざっくり言うと
その時代を生きていた人が1人もいなくなり、
伝承する人すらもいなくなった事柄に焦点を当て、
その背景に存在したであろう人。
そこに想いを馳せ、紡がれた物語だと思いました。
人種も家柄も兄弟の役割も職種も関係ないじゃん。
そこに右も左もないよ。あるのは人の熱意、感情だけでしょと。
あらすじ
どこまでも碧かった。
まるで故郷の海のように、どこまでも広がる碧だった。
いつまでも哭いていた。
まるで故郷の海のように、いつまでも残る海哭きだった。
文明開化が叫ばれた。
侍は刀を捨てたし、街では異人が歩いてる。
明治維新が、こんなとこにもやってきた。
素敵な英国人が何か喋っている。
毛唐なんて呼ぶんじゃないよ。
素敵な異人さんじゃないか。
笑っている。だって笑っているんだから。
こっちをみて笑っているんだから。
「じゃあ・・・あなたは、何を、思っているんだろう」
哭いている。
海が、碧く哭いている。
正直、歴史をテーマにした物語はあまり好きではないんですが、
「あおくなく」は苦手意識を感じることなく、楽しく見ることができました。
「あおくなく」の感想

階段上に飾られていたヨドミのキャラクターを使ったアート。これが実は重要なシーンを模しているとは!!
タイトルの「あおくなく」の意味を考察する
タイトルにダブルミーニングを持たせるのがヨドミの特徴でもあると思っています。
今回の「あおくなく」は漢字では「碧く哭く」
1つ目の意味は、海の青さと悲しみの咆哮
2つ目の意味は、瞳の青さと悲しみの咆哮
3つ目の意味は、瞳の青さと瞳があおくないと言う否定
この3つはかけたんじゃないかなと思いましたが、
他にも隠されたダブルミーニングがあるかもしれませんね。
「海哭き(うみなき)」
文学的表現:詩集や文章において、青春の彷徨ややり場のない衝動を「海哭き」として表現し、嵐のような心理状況を指すことがある。
前半の王道抑え
今回のテーマは文明開化。それに人生を左右された人たちの物語。
「あおくなく」は今まで見たヨドミの過去作とは違って、歴史物。
完全オリジナルの話ではないし、何度も題材として扱われているテーマなので、
面白い演劇なのかどうか不安でした。
しかし
わかりやすいテーマ&家族の軋轢だったので、
ヨドミお得意のハイテンポ進行でも物語がわかりやすく、
かつ笑いの要素を前半多めに入れていたので非常に見やすかったです。
後半のヨドミらしさ
物語が進み、冒頭のインパクトの強いシーンの意味がわかった頃には
「そうかあのシーンがあったってことは。。。マジか、マジかよ。そうなっちゃうのかよ〜」
と哀しみの感情に打ちひしがれました。
@49hackJp的にはここまでが一般的によく描かれることの多い「文明開化」話だよねと理解しつつ、こっから先の話こそがヨドミの描きたかった文明開化の話だろと。
ここから先の話は一体どうなっていくんだろうか?
起承転の前半戦の後は転転転転だらけでスピード感についていくのがやっと。
でも、先が見通せなさすぎて面白い!
後半は詩的なセリフやリズムを意識したセリフが多く、めちゃくちゃかっこよかった。
台本欲しくなりました。
このナルシシズム、河村隆一感こそヨドミの真骨頂!(誰が共感できんねん)
同じことの繰り返しではない
一見すると、物語の核となる出来事の結末は同じことを繰り返しているように見えます。
目的や過程を変えても、結果は変わりませんでした。
しかし、歴史を振り返れば、幾重もの失敗、悲劇の積み重ねの上に悲願が達成されています。
単なる願いではありません。だからこその「悲」願なのです。
その重みこそが、「あおくゆく」でヨドミが描こうとした文明開化の裏テーマだと思いました。
10001回目は来るんです(by ドリカム)
音響と照明について
微かに聞こえる音響が良すぎました。サントラ欲しい。
音響は井上匠さん(零´sRecord)が担当しているようですが、ネットにもほとんど情報がありません。
照明も相変わらずシンプルながら、かっこよかったです。
あれ使って一度嫁に愛をささやいてみたい
野口オリジナルさん、ハマツタカシさん
いおり役の野口オリジナルさん素晴らしかったです。
他の芝居も見に行きたくなりました。
源次役のハマツタカシさんも負けず劣らず素晴らしかった。
過去2作より今回の作品の演技が輝いているように思いました。
体張ってましたしねw
「あおくなく」のネガティブな感想
ここどうだったのかな〜という気になった点について
銃と刀
劇中の銃の扱いについては評価が分かれるのではないでしょうか。
あそこまでする必要があったのか。
銃と刀の対比について描きたかったシーンにも思えたので、
そのセリフが何か1つあれば、行為の必要性も正当化される気がしました。
役者の顔が舞台装置と被る
今回は一番後ろの席で見ていたため、舞台階段上でのやりとりの時に、
演者の顔が舞台装置と被ってしまい顔が見えないことが何度もありました。
ヨドミは階段上でやりとりをすることが多い印象なので、
もう少しだけ舞台上の階段の高さを低くしてもらえると
最後列でも演者と舞台装置が被らずに楽しめるのになと思いました。
最後に
気づけば、ブログの記事も2年間更新できていませんでしたが、
2年前の最後の記事もヨドミの芝居の感想だった事に驚きつつ、
素晴らしい演劇を見ることが自分の活力なのだと改めて感じました。
長年大好きだった劇団子供鉅人、アマヤドリが解散してしまいましたが、
今はヨドミ、24/7lavoという素晴らしい劇団に巡り合えています。
育児、家事、仕事と忙しいですが、
なんとか時間を作って、新作の公演を見に行きたいと思います。
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泣いて喜びます。
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