「ダークマスター(2017)」庭劇団ペニノ大阪公演の予習と感想

ダークマスター2017感想

この記事の読了時間は約7分です。

庭劇団ペニノの芝居「ダークマスター」を見に12月6日に大阪のOval Theaterへ行ってきます!

ダークマスターは2003年に初公開されたペニノの代表作。

2006年と2016年に再演され、2017年は4回目の公演です。

@49hackJpは2017年に芝居観覧デビューを果たし、ダークマスターで7つ目の芝居です。

僕が劇場で見た歴代最高傑作はアマヤドリの非常の階段。

参考 劇団アマヤドリ「非常の階段」の予習と感想

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ダークマスターとは?

狩撫麻礼が原作

大どんでん返しの名作 映画オールドボーイの原作者である狩撫麻礼が1995年に書いた漫画がダークマスター。

原作はわずか25ページと短く、エンターブレイン発行の「オトナの漫画」に収録されています。

タニノクロウが作・演出

漫画を元に庭劇団タニノクロウが作・演出をしたのが芝居「ダークマスター」

タニノクロウは2016年に第60回岸田國士戯曲賞を受賞。

医師免許を持つという異色の経歴ながら演劇界でその才能を開花させている様子。

海外公演も行っているので、国に縛られない人としての普遍的なテーマを追求する芝居が見れるのではないかとワクワクしています。

「ダークマスター」は私自身のための演劇教科書のような作品であり、小劇場にしかない気迫を伝えることに特化した作品です。
我々の意力を存分に味わって下さい。

「ダークマスター」大阪で開幕、タニノ「私自身のための演劇教科書のような作品」 – ステージナタリー

「この作品は、このようなめまぐるしい変化の中、新しく生まれるものと失われていくものが混じり合っている中で、上演されることに最大の意味がある作品だと思います。そして、この作品の中で描かれる格闘の様に、現代社会が抱えている闇と光を発見してもらえることを期待しています」

タニノクロウ率いる庭劇団ペニノ、5月に大阪で上演した『ダークマスター』を2017年2月に東京で | SPICE – エンタメ特化型情報メディア スパイス

ロングインタビューが掲載されています!

参考 庭劇団ペニノ主宰タニノクロウが、『ダークマスター』凱旋公演とこれからを語る

ダークマスター2017大阪公演

日程(記事作成時点)

芝居の公演は2日間とか3日間で終わってしまうことが多いので、9日間も公演してくれるのはありがたい。

12月2日(土)19時
12月3日(日)13時・18時
12月4日(月)19時
12月5日(火)19時
12月6日(水)19時
12月7日(木)14時・19時
12月8日(金)19時
12月9日(土)13時・18時
12月10日(日)14時

会場はOval Theater


住所:〒545-0052 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2−4−45

電話番号:06-6624-9117

大阪駅から電車で25分程度で行けます。

ダークマスターのチケット

値段

チケットの値段は前売り3900円、当日券4200円、学生3300円

小劇団の芝居チケットとしては高めな方だと思います。

前売り券にあまりがあれば当日券も会場にて販売されます。

購入先

チケットは庭劇団ペニノのホームページから購入できます。

参考  「ダークマスター」大阪凱旋公演 | 庭劇団ペニノ

ダークマスター2017の感想

12月10日感想追記(軽いネタバレあり)

行ってきましたダークマスター!

目立たなすぎる会場

会場はJR天王寺駅、地下鉄阿倍野駅からアクセスしやすい所にあるはずなのに、知らないと絶対たどり着けません。

商店街の傍にひっそりと立てられていたダークマスターの告知看板。

100人いたら100人気づきませんww

ダークマスター大阪

細い路地を進むと黒貼りのテントのようなものがあり、受付のお姉さん3人が寒さに震えガクガクブルブル。

地図を頼りに、指定された場所に行くRPGゲームのような雰囲気でした。

ダークマスター大阪

49hack
アウトロー感すげぇ

無事整理番号をゲット。

ただし、開場時間になるまで会場には入れません(会場が小さすぎて待合スペースがない)

寒い冬場はちと辛い。

五感を刺激する舞台装置

演出がよく工夫されてました。

開場=舞台の中に入る

ドアをくぐれば、舞台となる洋食屋の中に客は入ります。

芝居は舞台があって、観客席から眺めるという構図が多いので面白いなと思いました。

イヤホンで聴覚刺激

席ごとに1つのイヤホンが用意されていて、

必要な場面になれば客は自発的に耳にイヤホンをつけるようになる仕掛け。

狭いからこそできる匂いの刺激

会場は60人位でいっぱいになる手狭な所だったのでオムライスのいい匂いがぷ〜んと漂ってきます。芝居を見に行って匂いを感じたのは初めてでした。

序盤が面白さのピーク

一番演技が上手いと思ったマスター役の緒方晋さんが序盤で出てこなくなってしまうので

出会いのシーンがダークマスターのピークでした。

あとは緩やかに下降線・・・。

セリフよりも演出

セリフとしての面白さよりも演出による見せ方に相当こだわっている芝居でした。

野球中継の音声とか、天井に映し出される映像とか、物音立てずに役者が入れ替わるとか。

ダークマスターは寓話的で資本主義?への警告的な意味あいがあるので、セリフで語らずともシンプルに客に悟らせる芝居を目指したように感じました。

1ヶ月交代の謎

物語のディテールでは中国人がなぜ1ヶ月間でマスターを変えさせるのかがよくわかりませんでした。

シャッター街誘導を画策しているのは理解できるんですけど、なぜに1ヶ月なのかと。

レジ下にあった20万円は、中国人が店に来た時に置いていく10万円×2だと途中で判明したり、細かなヒントが散りばめられていたので、僕の見落としがあったのかな・・・

東京ドーム戦ばかりなのはおかしい

話は大阪の洋食屋。

舞台上のテレビでは毎度、巨人対阪神が音声付きで流れてるんですが、

ぜ〜んぶ東京ドーム戦で読売テレビ放送の中継。

大阪で放送される阪神戦といえば甲子園で行われる試合が主で、サンテレビの中継。

ダークマスターの設定が大阪だったのでサンテレビを流して欲しかった。

ペナントの日程を確認すると、2017年8月が東京ドームで6戦あったのでありえなくもないんですが。

しかも、阪神にゴメスとかがいたので年代設定も限定的になってしまう。

ついこの前の出来事ですよーとあえて伝えているのかもしれないけど、

寓話的要素が強い漠然とした脚本と限定される年代性というのは相容れない気がする。

大阪なのに巨人ファンというのが伏線なので仕方ない部分もあるけど、自分たちで映像&音声を作り直したり、テレビではなくラジオにするとか工夫のしようはあったんじゃないかな。

まとめ

  • ダークマスター2017はセリフに魅力はあまりなかった
  • 五感を刺激する舞台は面白かった。
  • 緒方晋さん演技上手い


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泣いて喜びます。

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