直感と情熱(VOGA)の謎パフォーマンスは玉か石か

voga15

この記事は2018年11月8日に更新しました。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。

この記事の読了時間は約5分です。

VOGAの第15回本公演「直観と情熱」のチケットを買いました!

あらすじ、集団の特徴が謎すぎて楽しさ半分、怖さ半分w

舞踏家の舞台を機会があれば見に行きたいなと思っていたので

芝居と舞踏の中間のような「直感と情熱」に期待大。

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直感と情熱

平成30年度文化庁芸術祭参加公演

大阪市助成公演

作品のテーマ

この作品の意図は、徹底された「孤独」の主、キリストとアルトを偶像として存在させ、彼らのように一個人が「真の孤独」(それは鳥のように大空を舞うに等しく)を果たせるか否かを問う。「真の孤独」をやり切れない私たちを前提として、なぜ社会の一員として生きているのか、なぜ権力に正しく向き合わなければいけないのか、の議論を観客に煥発させるためである。

美と暴力と。直観と情熱と。

21年目の舞台芸術集団VOGA「直観と情熱」- ステージナタリー

プロジェクションマッピングにて現実の空間を複数の幻想的空間に変化させ、大音響のオリジナル音楽の中、演者が発語し、一般的なダンスではなく『動作』と呼ぶ独特の身体表現で群舞を行う。野外や非演劇的な空間を劇場空間に創り変えてきたVOGAが、今回、劇場をいかにVOGAらしい異質な空間に創り変えるか、そして、いかなる表現を産み出すか、ぜひお楽しみ頂きたい。

プレリリ 劇団VOGA 第15回本公演『直観と情熱』

台詞ではなく「発語」

ダンスではなく「動作」

と表現しているのが面白いですね。

秩序あるものの、つながりから離れて

無秩序なものの、つながりのなさから何が生まれるのか

劇場という箱の中でいかに開放的な舞台を作り上げるのか

この2つをテーマにした舞台になりそうです。

チケット購入はVOGA公式Baseショップにて

VOGAとは

1997年結成。
演出・脚本・音楽・振付担当:近藤和見

京都を中心に活動する舞台芸術集団。
屋根のないオープンセットでの野外劇を主たる活動とする。
台詞・身体表現・音響・映像を凝縮した屋内公演も定評がある。
新たな野外劇の地平を拓くべく動員千名超の本公演を重ねている。
参考 About | VOGA

「直感と情熱」の日時・場所

前売り券は3800円

購入はVOGA公式Baseショップにて

ローチケ、ぴあ、イープラスでの取り扱いはなし。

2018年11月3日(土)~7日(水)

11月
3日(土) 12:00/17:00
4日(日) 12:00/17:00
5日(月) 14:00/19:00
6日(火) 19:00
7日(水) 19:00
受付開始は開演45分前 開場は開演30分前

会場:大阪市立芸術創造館

Osaka Metro 谷町線「千林大宮」駅から徒歩 10 分
京阪本線「森小路」駅から徒歩 10 分


〒535-0003 大阪市旭区中宮 1-11-14
TEL:06-6955-1066

直感と情熱の感想

2018年11月8日追記

難解予想を超えた難解さ

見てきましたVOGAの直感と情熱。

「意味わからんやろうなぁ〜」と予想はしてましたけど、

やっぱり意味がわかりませんでしたw

いつも見に行っている芝居が意味わからん要素が10%ぐらいなのに対して

「直感と情熱」の意味わからん要素は80%位。

身体表現や演出に割く時間が多いので難しくなるのは致し方なし。

自分が見たことないとか、わけわからんし評価しにくいだろなあというものが最終的にはできますね。ただ、わけわからんけど、わかるってものを作ることは目指していて。

VOGA第15回本公演『直観と情熱』記念 VOGA代表・近藤和見インタビュー 

詩と夢の間

普通の芝居は小説と映画の間のような物と考えてますが、

「直感と情熱」は詩と夢の間のような物でした。

登場人物のやりとりが西洋哲学の問答を彷彿とさせましたし、

台詞そのものが詩的でした。

場面場面のつながりが弱いので、夢で体験している出来事のように感じます。

同じ台詞をなんども繰り返すなど、洗脳的手法も取り入れられている気がしました。

劇団ハネオロシ「失笑」に似てた

仮想空間と現実世界とのコネクト話は劇団ハネオロシ「失笑(笑)」(2017)と同じ。

文字列を流す演出も同じだったので参考にしたのかな?

哲学的、ハッピーエンド?な点は全然違うけど。

タイトル「直感と情熱」の解釈

直感

人間の直感としてのアナロジー(類推)は大昔と今も変わらない。

だから、科学が進歩したとしても、人間の考え方の癖はほぼ同じ。

過去に起きた悲劇的な出来事は繰り返され、一部の人間が悲惨な運命を背負う。

進歩とは名ばかりで、苦しみの構造は変わらない。

アナロジーに関しては直接的な台詞がありましたし、

劇中のキリストの場面はそんなメッセージが込められている気がしました。

情熱

「情熱」に関してはアルトがポツリと呟いたシーンがありましたが、詳しく覚えていません。

ラストシーンは、困難に立ち向かう行動力の源泉として「情熱」を描いていました。

@49hackJp的解釈

人間、考え方の癖(直感)が変わらないのはマイナスだけど

行動する情熱も変わらないのはプラスなんじゃないの?

直感と情熱は補完関係であって、どちらか一方が強くなりすぎるのが問題。

直感と情熱のバランスの悪い人間が多くなっている世の中に対する警鐘的作品。


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泣いて喜びます。

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