会場はラブホテル、芝居「部屋の中」の感想

本物のラブホが 会場の芝居 「部屋の中」の感想

この記事の読了時間は約5分です。

ラブホテルの一室で芝居が行われる「部屋の中」

観客席は布団の隣などに配置されているなど面白さ全開の試み。

会場の様子や感想などをまとめます。

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ホテル富貴

着くまでの道のりも芝居の一部

「部屋の中」の会場はホテル富貴。

40年続く老舗のホテルでドラマの撮影場所として使われたりするらしいです。

大阪で環状線に乗り換えて京橋駅下車、徒歩5分でホテル富貴に着きました。

ご飯屋さんとホテルがごちゃ混ぜに立っていて、夜のお店の客引きが多い。

ホテル富貴

会場までの道のりを歩くことがすでに芝居の一部のような気がしました。

ホテル受付の小窓のおばちゃんに

「芝居を見に来ました」と伝えると

「芝居はそっちまっすぐー」と教えてくれました。

受付場所の雰囲気がすごい

芝居の公式ホームページはなく、チケット申し込みはメール

開場時間・受付時間不明なのに「途中入場不可」というハードルの高さw

結局受付時間は20時からでした(開演20時半)

受付場所の風情がすごい

102号室「舟」が芝居会場 その前(写真)が受付場所。

102号室「舟」

刺身盛りの舟のような形をした中に1つの布団

その周りに丸椅子を配置して観客席にしている。

102号室「舟」

102号室「舟」

49hack
ここで見るの!?

選ぶ席によって見える角度が全然違うのも面白い。

庭劇団ペニノのダークマスターも特殊な会場だったけど今回の方がかなり特殊。

参考 「ダークマスター(2017)」庭劇団ペニノ大阪公演の予習と感想

「部屋の中」の感想

脚本は@49hackJpが大好きな劇団アマヤドリの広田淳一さん書き下ろし。

月いちリーディングでパンフレットをもらわなかったら見逃してました。

参考 未発表の戯曲をブラッシュアップする「月いちリーディング(関西版)」に参加してきた

臨場感がすごい

  • 席から1cm先を演者が通る
  • 席から5cm先で演技をしてる

自分が透明人間になって覗いているような感覚でした。

風呂上がりの人物が傍を通るときに香るほのかな石鹸の匂い

細部まできっちりしてました。

しつこい

登場人物の揺れ動く逡巡がちょっとしつこい気はしました。

二人の掛け合い、すれ違いで話が進んでいくので必要な要素ではあるものの

見ていて少しだれる感じはありました。

第3章から深みが

第1章のカップルの話、第2章のもう1組みの話まではありきたりな話しでしたが

第3章からラストにかけてさすがの深みがありました。

セリフとしては

「なんで一人で帰れないの?」

「残された方がよく殺されているからだよ」というやりとりが面白かったです。

正確には「殺されたから残っている」のですが

残されたから殺されると表現することでひっかかりを生み、

今回の「部屋の中」のテーマを伝えているように思えました。

構図は似ているのに主導権は真逆

「部屋の中」は2組のカップルの話がメイン

  1. 関係を断ちたい女と断ちたくない男。
  2. 香港に連れて行きたい男と行きたくない女。

「残る」のはaは男、bは女

会話・行動の主導権はaは残らない側の女が、bは残る側の女が握っていて

どちらも女性の方でした。

構図としては一方が既存の関係や物理的に離れるという意味では同じですが

関係のイメージ図

会話の主導権が残らない側・残る側にある場合のやりとりとして対照的に表現しているように思いました。

男性と女性の思考の違いのリアリティーさ

付き合うのか、付いてくるのかという結論の周辺で会話をする男と

何かダメだと思う、あのとき〜と思ったからという想い先行で会話をする女

男と女の考え方の違いを短い会話劇のなかでとてもリアリティーに表現していました。

女性からしたら男性のバカらしさ・憎めなさを感じられるように

男性からしたら女性のバカらしさ・煮え切らなさを感じられました。

関係性の構図は色々あれど

男と女のすれ違いは恒常的な物として描かれている点が面白かったです。

第3弾は2019年12月予定

今回はひい・ふぅ・みぃ企画として第2弾としての位置付けでした。

みぃとなる第3弾は12月に予定されているそうです。

第1弾と第2弾の鑑賞券を第3弾に持っていくとささやかなプレゼントがもらえるらしいです。

都合が合えば第3弾も見に行きたいですね〜。


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泣いて喜びます。

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