M-1グランプリ2017優勝予想と感想(答え合わせ)

M-1(2017)

この記事は2018年11月26日に更新しました。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。

この記事の読了時間は約15分です。

お笑い賞レースの最高峰、M-1グランプリ2017の決勝出場者が出揃ったので、優勝予想をします。

2017年12月5日大会感想追加しました

2018年11月26日URL変更しました。

参考 M-1グランプリ2018優勝予想と感想(答え合わせ)

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M-1グランプリ2017 大会概要

M-1グランプリとは

  • テレビ朝日主催で毎年1回行われる漫才師日本一を決める大会
  • 結成15年以内、2002年1月1日以降に結成、プロアマ不問、二人以上
  • 優勝賞金1000万円
  • 2017年のエントリー総数は4094組(前年より591組増加↑)
  • 決勝のネタ時間は4分

放送時間

決勝:2017年12月3日(日)18時57分〜21時の2時間半生放送(テレビ朝日)

審査員

松本人志、オール巨人、上沼恵美子、中川家・礼二、博多大吉の2016年審査員5人組

2017年は春風亭小朝と渡辺正行の2人が追加されました

2016年サプライズ選出だった博多大吉は2017年も選出。

場違い審査員として今年も面白くしてくれそうですw

5人中4人が関西出身だったため、バランスを取るために関東から2人追加したというところでしょうか。落語とコント出身の二人が審査するのは反対です。お笑いは関西が上方なので関東出身者を入れる必要もないとすら思っています。

審査方法

審査員1人につき持ち点100点。

決勝ファーストラウンド合計点上位3組がファイナルラウンドに進出する。

ファイナルラウンドでは3組のネタ終了後、指名投票を行い、得票数の多いコンビが優勝となる。

敗者復活戦

M-1(2016)敗者復活

  • 準決勝敗退コンビの敗者復活戦:2017年12月3日(日)14時30分~16時30分
  • 全ネタ終了後、決勝・敗者復活戦│M-1グランプリ2017 公式サイトにて投票受けつけ。
  • 面白いと思ったコンビ3組に投票可能。(去年は端末ごとに投票が可能でした)
  • 例年通りであれば敗者復活戦のネタ順は準決勝の成績が悪かった順に行います。

Abematvでの裏解説はなし

昨年、コアなお笑いファンに好評だったAbematvでの7時間生裏解説はありません。

今年は「ABCラジオでもM-1グランプリ2017」というラジオでの裏解説があります。

2016が笑い飯・パンクブーブーという豪華解説陣に比べ、今年はダイアン西澤位しか・・・。

M-1グランプリ2017優勝予想

優勝予想

本命は◎かまいたち、対抗は○和牛、単穴▲ジャルジャル、大穴敗者復活枠からの×さらば青春の光

◎(本命)勝つ可能性が一番高い
○(対抗)勝つ可能性が二番目に高い
▲(単穴)本命・対抗以外で勝つとしたら一番可能性が高い
△(複穴)本命・対抗以外で勝つとしたら▲に次いで可能性が高い
×(注目)穴。番狂わせを起こすかもしれない

競馬の予想に使われる◎○△▲× のマークの意味がいまいちはっきりわかりません。どなたか詳しくお教えてください。

かまいたち

キングオブコント2017で優勝するなど今もっとも要注目の芸人。M-1優勝なら拠点を関西から東京へと移動するのは待ったなし状態に。

ネタの面白さだけでなく、一言コメントを求められた時の小ボケもセンスがあり見ていて楽しい。ネタは10対0で山内が書いている。嫌な奴を主軸にテーマを構成していることが多い印象。

濱家は幼少時代極貧生活を送っていたため根底のメンタルがすこぶる強い、痛風になり脚を引きずりながら漫才をしていた姿が忘れられない。

単独ライブはなぜか大丸で行うことが多く、金持ち層に受ける笑いを追求しているw?

和牛

和牛のネタは嫌な奴がとことん嫌な奴でその被害を受ける、解説するのがツッコミ役という構図。かまいたちのネタが嫌な奴をツッコミながらボロが剥がれていく笑いとは微妙に異なる。

近年はボケを変えると言うよりもツッコミの間・言葉を変えることで漫才としてのレベルを上げてきている印象。

2016では女役の川西が強くツッコむ所では漫才師川西に戻り男口調でツッコんで、弱いツッコミで女役のままでネタを進めていました。このあたりのことを中川家礼二が「ツッコミが上手くなっている」と指摘していたような気がします。

M-1グランプリ2016優勝予想と感想(答え合わせ)

去年の決勝最終ラウンドでは和牛の優勝を確信したが優勝にはあと一歩届きませんでした。

オカンが「かっこいい!大好き」と言った人物は僕が知る限りでは元ガンバ大阪の宮本(ツネ様)、和牛の川西の2人w

ジャルジャル

めちゃイケ打ち切りなど正念場のジャルジャル。

ネタは1つの設定にこだわりすぎてしまう傾向があり、ネタ途中で飽きた、福徳の声が耳障りなどネガティブ要素が目立つコンビだった。

が、最近は尖ったネタが少なくなり、漫才の範疇としておさめつつも発想が面白い漫才をするようになってきているように思う。

ただ2つ面白いネタを準備できるか?と言うと1つが限界かなぁ・・・。

敗者復活枠:さらば青春の光

敗者復活枠では僕の大好きなセルライトスパ、アインシュタイン、業界注目の霜降り明星がいます。有名どころだと南海キャンディーズやスーパーマラドーナも。

驚いたのがからし蓮根と見取り図がいることw

単独ライブを見に行った甲斐がありました!

参考 からし蓮根単独ライブ「火の国STRONG STYLE」の予習と感想

参考 見取り図単独ライブ「ドクターミトリズ」の感想

とは言え、勝ち上がるにはまだまだ実力不足。

敗者復活の勝ち上がりはさらば青春の光のはず。

コント・漫才の賞レース常連となっているコンビ。

設定からのボケの膨らまし、ワードセンスは抜群、ノックアウト級のパンチが5〜6発飛んでくる。

人をバカにする系のネタの時にややエグくなりすぎて笑いにくくなるのが短所。

笑神籤(えみくじ)

2017年から新ルール笑神籤(えみくじ)が導入。

くじによってネタ順を直前に決めてしまおうというシステム。

笑神籤(えみくじ)とは

「笑神籤(えみくじ)」と呼ばれる新ルールでは、決勝の生放送の冒頭で敗者復活組を発表。出場10組が出そろった時点で、ネタ順の抽選を行うこととなるが、MCが引き当てたコンビがそのままネタ披露へと移るという、ネタ順が最後まで決まらないシステムを採用。

M-1新ルール「笑神籤(えみくじ)」導入に芸人動揺 ライブ感意識した演出を採用 | ORICON NEWS

笑神籤(えみくじ)がもたらすもの

敗者復活枠優遇の廃止

近年は敗者復活からの優勝・好成績者が多く、最後にネタを披露できるという優遇措置に対する疑念が出ていました。

2007年大会以降、敗者復活枠から出てきたコンビは5年連続でファイナルステージへ残っている。内2組が優勝(サンドウィッチマン、トレンディエンジェル)。

それを撤廃して、みんな公平に窮地に追いやってしまおうではないかwwwというのが1つ。

トップバッターに➕5点などの温情得点の廃止

結果として、ネタの順番は1〜10まで決まるけど、すべてのコンビがトップバッターみたいなものなので、従来のようなトップバッターに謎の加点がされる温情得点はなくなるんじゃないかな〜と多います。

実力者をあぶり出す

直前までネタを披露するかどうかがわからないのでネタのセリフが飛びやすくなります。

実力があるならネタは飛ばさないはずだし、飛ばしても修正がかけられるはず。

逆に力がないコンビはけちょんけちょんに放送事故レベルでやらかしてしまう可能性があります。

好きなコンビのみ見ることを不可能にして視聴率を稼ぐ

好きなコンビのネタのみを見たいというミーハーな人も、順番が決まってないので最初から見ないといけないので視聴率は上がります。

演者に求めるレベルをあげることでその緊張感が視聴者にも伝わるし、面白いだけでなく凄みが伝わる番組になると思います。

M-1の動画を見る

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M-1の過去動画がAmazonプライムビデオで視聴できます。

第1回大会の2001年〜2010年、2015年2016年と過去大会のすべてが閲覧できます。

Amazonプライム会員であれば無料。

Gyao!

M-1グランプリ(2017)の予選3回戦の動画が見れます。会員登録なしで誰でも無料、期間限定配信なので見れるうちにどうぞ。

M-1グランプリ2017 3回戦[大阪/京都]:全115本のネタ

M-1グランプリ2017 3回戦[東京]:全149本のネタ

編集によって時間が短くなっているのはなんででしょう?ネタが過激だったのかな。

M-1グランプリ(2017)結果と感想

日本一の漫才師を決めるM-1グランプリの後に、

お笑い好きが争うM-1感想文日本一の大会が開かれるww

大会を通して印象的だった事をまとめる。

アインシュタインの躍進

応援しているアインシュタインが敗者復活枠の4位に食い込みました!

敗者復活戦は見れませんでしたが、どのネタをやったのかが気になります。

去年も一昨年も敗者復活戦では最下位だったので今年は大躍進!

まさか決勝に来るか?とドキドキしまくりましたw

来年が超楽しみ。

参考 アインシュタインがお笑い界を席巻するたった1つの理由

笑神籤(えみくじ)の弊害なし

ネタ順が直前までわからないと言う笑神籤の導入で、ボロボロにミスするコンビが何組か出ると予想してましたが、全コンビ問題なくネタを披露できていましたね〜。さすがプロだなぁと思いました。

見ていて面白かったのは、実力のあるのコンビが中盤〜後半に多く残るなど「やらせ?」と疑うようなくじ順で進んで行った事です。

コンビの「運」の戦いがくじに現れ、「ネタ」の戦いで得点が出る。どちらも持っていないと勝ち残れないというシビアな戦いになりました。

ゆにばーすの進化:弱点を補うコンビ間の構成

僕の中の面白くないコンビの代表格の1つがゆにばーすでした。

女の人の素人丸出しな棒読みセリフとつまらないギャグが苦手で・・・

M-1決勝で久しぶりにしっかりとネタを見たら面白い!

女の方のしゃべりは相変わらずもっさり棒読みやったけど、

コンビの設定は「女が異質な存在、男がキレ気味にツッコむ」感じなので、

女のしゃべり方がちょうど役にはまるように工夫してるなぁと思いました。

女はボケっぱなしで次へ次へと展開が進むので、男とのやり取りは最小に済みます。

女の方の力のなさが目立たないように、コンビの構成がよく考えられていました。

南海キャンディーズにちょっと似てるところを感じつつ、ツッコミがしっかりとキレ気味にツッコむのでスカした感じがなくて面白く見れました。

トレンディエンジェルの斎藤さんも言ってましたけど、トップバッターでなければどこまで点が伸びて食い込めたかは気になりました。

ジャルジャルが2017年大会の最高の漫才

ジャルジャルの漫才(ピンポンパンポン)がすごかった。

2017年大会の決勝の予選とファイナルステージ含めた全漫才の中で1番だった。

上位3組には残れなかったので決勝には行けなかったけど

ネタ順が10番でラストでインパクトが大きく、そのあとの3組の決勝ネタは全部霞んでた。

面白いだけでない巧さ

「ピンポンパンポン」のネタは面白いだけでなく漫才師としての技術的な巧さがあった。

どちらか一方がミスれば全て破綻してしまう曲芸

それをM-1の舞台で披露する度胸

巧さと面白さは関係ないけど、彼らの決意をひしひしと感じる事ができましたね〜。

ジャルジャルの志向する漫才とは何か

ネタの山場がどうとか、ネタのオチがどうとかどうでもいい、そんな従来の漫才論の範疇の外に築かれたネタ

審査員評で

中川家礼二が「もう少し大きな展開があれば」

大吉が「もうちょっと何かとジャルジャルだから期待してしまう」

と言うてましたけど、

これは従来の僕のジャルジャル評と全く同じ

ネタは1つの設定にこだわりすぎてしまう傾向があり、ネタ途中で飽きた、福徳の声が耳障りなどネガティブ要素が目立つ

でも、僕は今回のジャルジャルの漫才を見て思いました。

「突き抜けてるな」

大きな展開だけが正義じゃない。

むしろ、展開を小さくして笑いをとる事の方が難しい。

ここからは完全な僕の妄想

爆笑をとる漫才ではなく爆笑に客をいざなう・行き着かせる漫才

をジャルジャルは目指しています。

漫才師の1つの大きなボケ(裏切り)に対して客がドッカンと笑うのではなく、

小さなボケでも大きなボケでも何をやっても客が爆笑するという、

いわゆる「ツボった」状態を意図的に作り出す事を試行錯誤しているなと。

「ツボる」というのは受け手が無意識の内になってしまう精神状態なので、

それを漫才という意図的な働きかけで作れれば最強でしょと。

1ボケに対して1爆笑取れる漫才と、ツボった状態を作り出せる漫才なら後者の方が強い。

爆笑にいざなうためには展開は小さい方がいいんじゃないか?

とジャルジャルは洞察してます。

だから

従来の漫才論で評すれば欠点を指摘する事もできるけど、

そもそも従来の漫才論とは笑いに対するアプローチが異なるので、

今までのモノサシにだけ囚われていると、生まれくる新しさに気づけません

もう少し具体的に言えば

「展開が小さい、自分たちのスタイルにこだわりすぎ」などの批判は

1ボケ1爆笑の従来の漫才スタイルを評価する尺度なのでジャルジャルには当てはまりません。

スタイルにこだわって漫才を作っているのではなくて、

ツボにはめるという従来の漫才とは違う哲学があって、

その結果があのスタイル。

ジャルジャルらしさの先にある、ジャルジャルの考える哲学まで踏み込まないと

「そのスタイルにこだわってずっと頑張ってるねー」止まりだったり

「展開がー」という指摘にとどまる浅い理解で終わります。

「ジャルジャルの漫才は先鋭的である」というコメントはジャルジャルの志向する哲学性を察する事ができればこそですし、

「なんかわからんけど超おもしれー」という感想も今までにない新しさに論理ではなく感情が反応した結果だと思います。

うまいけど面白くない事があるように、

新しいけど面白くない事もあります。

新しいのに面白い

そのレベルにジャルジャルが成長してきた、

あるいは見る側の僕がやっとジャルジャルの目指していることがわかるレベルになってきたのかもしれないなぁと思いました。

松本人志のジャルジャル評

ジャルジャルのネタ後の採点時間

49hack
松本人志は絶対に高得点をつける、オール巨人ももしかしたら高得点つけるかな?

案の定、松本人志は95点と決勝最高得点をジャルジャルに付け、

決勝ファイナルラウンド前に「ジャルジャルの95点を上回る漫才を期待している」と言うてました。

オール巨人も93点で10組中3番目の高評価をしていました。

審査員はこの2人だけでいいと思ったのは僕だけしょうかw

スリル感

ピンポンパンポンのネタ中盤からは全力パンチの連続。

見る側はフリとボケとツッコミを高速で理解しないと笑えなくなってしまう。

見る側が一瞬でも隙を見せたらネタの面白さから振り落とされてしまうという感覚。

漫才を見ているのにジェットコースターに乗っているかのようなスリル。

スピードについてなくて振り落とされた時の「落ちてもうたぁ!」という爽快感。

オール巨人が「見る側に一定のレベルを強いる」と言うてたのは的を得てました。

途中でネタのスピードについていけなくても「おかしなことをやってる」とぼんやりと捉えて楽しむことはできます。

ファイナルラウンド

もうジャルジャルがすごかったのでファイナルラウンドはどうでもよかったです。

個人的にはとろサーモンよりも和牛が優勝にふさわしかったと思いますけど。

とろサーモンのネタは何度も見てるから僕にはあまり新鮮味がありませんでした。

感想3行まとめ

  1. 審査員の得点分析は誰かがやればいいし、優勝にふさわしいかどうかすらどうでもいい
  2. ジャルジャルすげー
  3. ジャルジャルの漫才は歴代M-1の中で最大級のインパクト


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泣いて喜びます。

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