保存したファイルが見つからない場合の対処方法

データが見つからない

この記事は2017年3月5日に更新しました。
情報が古くなっている可能性があるのでご注意ください。

この記事の読了時間は約6分です。

保存したファイルが見つからない場合の対処方法についてまとめます。

「保存したはずのデータが見つからへんねん。探してくれへん?」とオヤジに泣きつかれました。

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ゴミ箱を調べる

まずは、ゴミだと思って捨てていないかを確認します。

「探したのに見つからないならゴミ箱にあるんじゃないの?」ということです。

パソコンのデスクトップ(起動したら表示される所)にゴミ箱のアイコンが大体あるので、ダブルクリックをして中身を確認します。

ここにあれば幸いですが見つかることの方が稀。

ゴミ箱の中身を復活させる

確実にゴミ箱に捨てたのにゴミ箱の中にない場合は、ゴミ箱を一度空にしてしまっているのが原因です。

フリーソフトを使う

ゴミ箱の中身を復旧させるフリーソフトを使うと、削除してしまっているファイルを復活させることができます。100%ではありません。

windowsだと「DataRecovery」(窓の社2006年の金賞)が無料でダウンロードできます。
Macだと「Data Recovery Wizard for Mac Free」が無料で使えます。

ソフトは日進月歩で進化するので、都度検索をして評判の良い物を使うのがオススメです。

復旧開始は「すぐ」に

データを削除してしまったことが確実なのに、継続してパソコンを使用してしまうと、復活させられる率が下がります(キャッシュデータが上書きされる)。

データの復旧は紛失に気付いたらすぐに取りかかりましょう。

業者に頼む

フリーソフトでのデータ復旧が困難でも、専門の業者に頼むと大丈夫なことがあります。

費用はかなり高くて相場は2万円〜、どうしても取り出したいデータがある場合には有用。

修士論文のデータがパソコンのクラッシュで取り出せなくなくなってしまった友人がいましたが、業者に頼んでデータを取りだすことに成功していました。

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「数万円は高いけど、労力に比べれば安い買い物だったわね」と担当教官がねぎらっていました。データが取り出せないとやり直しどころか留年してしまいますからね。

パソコン内を探す

人力で確認する

デスクトップ、マイドキュメントなどファイルを保存する確率が高いところを確認します。盲点としてはUSBなどの外部メディアに保存している場合があります。

受け渡し用に作成してUSBにしか保存していなかったとか、
データの読み込み時にUSBを差し込んで、その後取り出すのを忘れて、新しいファイルの保存先にUSBを指定してしまっていた可能性があります。

ファイルの並びかえを使う

紛失ファイルの更新日時や作成日時がわかっている場合は、ファイル一覧画面で「追加日」の項を1クリックすると時系列で全てのファイルを並びかえられるので便利です。

デスクトップの確認はアイコンでしない

「デスクトップの確認」をするときは、パソコン内の割り当てルートから確認(マイコンピュータなどからアクセス)しましょう。

壁紙が表示されるデスクトップ画面は確認がしにくいです。

理由としては以下の3つ。

  1. アイコンの数が増えると保存していても表示されない
  2. フォルダ内のファイルを見つけにくい
  3. アイコン=図なのでファイル名が見にくい

パソコンで検索する

ファイルを探すのは人力では限界があります。

砂漠の中に落とした”きな粉”を発見するようなものです。

パソコン内の検索をパソコンにしてもらいます。

windowsなら「スタート」ボタンで検索ボックスを、MacならFinderで検索ボックスを表示させて「ファイル名」で検索します。.pngなどの拡張子でも検索ができます。

ファイル内の文字列では検索できません。

検索範囲は絞り込みもできるようになっているので、必ず「パソコン全体」を検索するようにしてください。例えば、検索範囲が「Cドライブのみ」になっていると、該当ファイルがDドライブにある場合はヒットしません。

最近使ったファイルの履歴を確認する

見失ったファイルを最近開いた場合は、ワードなどの文書ソフトで新規ファイルを開き「保存する」を選択すると「最近使ったファイル」の履歴が表示されます。

過去に戻る

今のパソコンにどうやら目当てのファイルがないらしいということが確実になった場合は、パソコンを過去の状態に戻し、該当ファイルが保存されていたあの頃に戻ることができます。

49hack
ロマンチック

とか言ってる場合ではありません。

Windowsの場合

復元ポイントを利用すればシステムは過去の状態に戻せるようですが、文書ファイルは無理なようです。

復元ポイントを利用してシステムを復元すれば、不具合が起こる前のパソコンの状態にシステムを戻すことができるのです!

※復元できるのはシステムに限られます。削除してしまった文書ファイルや画像などは「復元ポイント」で復元できません。

Windows パソコンの「復元ポイント」って何? どんなときに使うもの?

Macの場合

Time machine機能があります。

初期設定では「切」になっているので「入」にしていた場合のみ過去に戻れます(バックアップファイルから復元できる)。

「入」にするには外付けのドライブが必要です。

参考 Time Machine で Mac をバックアップまたは復元する方法 – Apple

OCR機能を使って作り直す

データが見つからなくても、データを印刷した紙が手元にある場合は、

スマホアプリを使って写真を撮る

画像から文字を認識(OCR)

メールやBluetooth機能を使ってパソコンに送信

コピペして文書を作成し直す

という手順で作り直せば、場合によってはファイルを探す時間よりも短時間でファイルを復活させることができます。

スキャナのOCR機能

画像を文字として認識するOCRは機器・アプリによって精度が異なります。

文書専用のスキャナ(2万円〜)があればいいですが、普及率は低く、持っていてもセッティングが面倒だったりします。

キャノンのDR150(2007年発売)を持っていますが、一昔前のスキャナのOCRよりも今のアプリのOCR方が精度がいい気がします。

参考 キヤノン:Q&A検索|【ドキュメントスキャナー】OCRの認識率が悪い

オススメのOCRアプリ

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