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からし蓮根の単独ライブ「火の国STRONG STYLE」に行ってきます。
8月はラフレクランの単独ライブに行き大当たりだったので、からし蓮根の単独も期待。
参考ラフレクラン単独ライブツアー「KYON-NICHI-WA!!」の予習と感想
目次(クリックでワープ)
からし蓮根とは
- 第37回こどもえびすマンザイ新人コンクール新人漫才福笑い大賞受賞
- ボケの松本伊織とツッコミの杉本青空の熊本県出身の同級生コンビ
- 大阪NSC35期生(2012年卒業)、2013年4月結成。
正直、僕も全然情報がないです。深夜番組のネタ見せで漫才を見て、センスを感じて気になっていた若手お笑い芸人。
漫才「万引き」
ボケの意外性と「こいつはこいつで何か置きよる!」「おるぞ」など間の良い熊本訛りのツッコミが印象的。ボケの松本の純朴さとツッコミの杉本の達者なしゃべりが対比的で、コンビとして独特な雰囲気がある。ボケをもう少しポップに明るく展開できればもっと爆笑が取れる気がする。
単独ライブ「火の国STRONG STYLE」
単独のポスターできました!
8月20日!
20時半から!
チケットいっぱいたくさんあるので言ってくださいー
お願いします!! pic.twitter.com/mXHZbSTbXq— からし蓮根 伊織 (@karashi_iori) July 21, 2016
チケット料金・日時
2016年8月20日(土) 開場20時15分 開演20時30分
前売り1200円、当日1500円
空きがかなりあるのでまだ余裕で買えます。
僕は当日にチケットを買う予定、当日でも前売り券買えるのかな?
場所
住所:大阪市中央区難波千日前12-7 YES・NAMBAビル5F
電話番号:06-6646-0365【15:00~21:00】
なんばグランド花月の向かいにある。
「火の国STRONG STYLE」感想(2016年9月3日追記)
単独ライブに行ってきました!
ネタの構成、印象的なボケを振り返りながら、からし蓮根の強みを探っていきます。
記憶を頼りに文字にしているので、細かなボケの言い間違いがあるかもしれませんがご容赦願います。
客層
お客さんは8割が女性で2割が男性。
花束
お祝いの花束は届いてませんでしたが、ファンからのバルーン盛りが2つありました。
美容室(漫才)
美容室に行ったら変な美容師がおったという設定。今回の単独ライブのネタでは個人的に一番面白かったネタ。
入店したらいきなり美容師が飛んで来る、美容師が「ドライヤー止めて!」と発言し、ドライヤーの勢いでふっとばされてきたことが判明する。
「何Wや!」とツッコむと、間をとって「32」
「32ワットか?」「ヘクトパスカル」
「台風ぞ!!」
予約がないという話になり、自分と同名の人から予約の電話がかかってくる。「時空が歪んでる?!俺が朝電話したとき俺はここにおったんか?」というドラえもんに出てきそうな次元の話が展開される。
- ドライヤーと扇風機で人工呼吸
- 勝手に髪の色染めてると思ったら勝手にパンチパーマにしてた。
- 7000円払うと思ったら7000円もらう。
新入社員(漫才)
ダメな新入社員とそれを叱る上司という設定。シンプルなボケでリズムよく話がすすんでいく。パナソニックという設定なのにボケにクスリが出てくるので、ばれたらやばそうなネタw
- 遅刻してきた新人が指をカタカタさせてやってくる。「パソコンでなんかうちよる?」「ネイル乾かしてるだけです」
- 「お待たせ」「人気者か。遅れてきたらすいませんやろ!」
- 「~さんのお尻もしあがってるねえ」「下克上じゃ、上司が部下にすることであって、部下が上司にしたらそれは下克上じゃ」
- 「コピーしてこい」「『ここは練馬か!』『飛ぶな!』」「俺のコピーはせんでいい、『飛ぶな』いうといて自分が飛んどるやないか」
- 「卵下さい!ありがとうごじざいます(口ぽわ)」、「今日からうちの嫁は卵にフリスク入れとる!」
- 「タイマー100個と間違えて大麻100個届けちゃいました」
- 「土下座せえ」(持ち上げる)、「お前が下がれ、わしを上げるな、同じなのは高さだけじゃ」。
祭りデート(漫才)
冒頭の神輿とジンベエのボケ以外はあまりぱっとしなかったネタ。
- 神輿(みこし)にのってやってくる。
- 「甚兵衛(じんべえ)で来たん?」「ジンベエザメ、中くり抜いて」「それ着てみこしできたん?、もう神やん」
- おみくじ、自分がかかる、袋に入って持って返らせようとする
- 射的の景品を指で落とす、いちゃもんはつけまくるが「ありがとう」は言う
SORASTYLE
ツッコミの青空(ソラ)がDJとなりラップを歌う。
伊織は全身黒タイツで体中に電球をつけ、タイミングよくジャンプをすると電球が光り、打ち上げ花火のように見えるというネタ。
ジャンプの回数が多く、途中からバテた伊織がジャンプできなくなりヘタリこむも、電球は光るというネタ。
海猿になりたい(漫才)
海猿(海難救助隊)になりたいという設定。「空気をまぶす」というツッコミセンスが光るものもあったけど、全体としてボケがいまいち。
- 「海に水がない」「もう諦めよう」
- 「沈んだ船に人は何人おったんや」「0人」「何のために行くんや」
- 酸素やと思ったらヘリウムガス
- 人工呼吸が嫌で空気をファっとする「空気まぶしとるだけや」
- 胸骨圧迫の時に圧迫する手が跳ね返ってきて顔にあたっていたい。「トランポリンか!」「トランポリンです。」
- 足に橋が倒れてきて動けない、「爆弾で爆発させましょう」
不良少年の説得(漫才)
漫才ではよくある設定、伊織の奇妙さとボケの細かさで笑わせるネタ。
- たばこのさきを口に加えて火を消し、「マイルドセブン!」と言って銘柄を当てる。
- 「学校いきなさい、タバコ消しなさい、学校消しなさい」
- 缶コーヒーを投げてきたのかと思ったらパグ
- パグでキャッチボール
- 「野球部入って(「カキーン」)、骨折って(「パリーン」)、甲子園いけず(「ガビーン」)」
ネタの合間
伊織の実家を3人で訪問した旅行VTRを何回かに分けて放送していました。
ネタの始まりや終わりには
- 写メオッケータイム
- サイン入りボール投げ
- ハンドタオル宣伝
- プリクラプレゼント抽選者登壇
など随所に単独ライブならではのイベントも。
サイン入りボール投げでは「金色のボールが1つありました。取れた方いますか?、そのボールはなんとサインが入っていません!」「只のボールやないか!!」というやりとりが面白かった。
からし蓮根の特徴
奇抜さとリアリティの同居
ぱっと見ると、からし蓮根は突拍子のないボケ、奇抜なボケで漫才をしているという感じがするコンビです。漫才の設定は普通なので、独特なボケが印象的に映えるからなのかもしれません。
が、伊織の奇抜に見えるボケは実は何かの現象の一旦であることが多く、奇抜ボケにツッコむことで、その現象の背景に何があるのかが明らかにされます。
奇抜ボケでまずは客を1掴みしておいてから、ツッコむことでボケの背景を明らかにし、さらに笑えるボケを引き出し、奇抜に見えたボケに理由があったというリアリティを持たせています。
ボケとツッコミで1セット
「ボケとツッコミで1セット」と聞くと、「弱いボケをツッコミで際立たせる」銀シャリや見取り図を思い浮かべがちですが、からし蓮根は「強いボケをツッコミでリアリティさを出す」という意味で、新しい「ボケとツッコミで1セット」の形だと思います。
ボケの突拍子のなさに引きづられがちだけど、ツッコミのフレーズ込みで聞くと、まとまったボケに感じられる。そういう特徴が全ての漫才から感じることができました。
からし蓮根の伸びしろ
今回の単独ライブでは漫才の導入部が下手だし、終わり方が雑でした。初の単独ライブみたいだったのでかなり緊張していたからかもしれませんが、もう少しスムーズに客を笑いの世界に誘導してほしかったです。せっかくのネタもファっとはじまって、急に終わる感じがもったいなかったです。
今後も、からし蓮根の単独ライブがあれば行ってきます!
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泣いて喜びます。
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