セルライトスパ単独ライブ「リハありLIVE5」に潜入!感想

この記事の読了時間は約11分です。

セルライトスパというお笑いコンビの単独ライブに行ってきます。

2016年10月13日に感想追加しました。

セルライトスパとは?

静かにボケていくスタイルのネタが多いお笑いコンビです。静かなんだけど気取らず、どこか抜けているのが面白いという感じ。ボケの大須賀の演技力が高いので世界観に引きこまれます。ライブではセルライトスパの特長をもっと知れたらなと思っています。

「松本家の休日」で「防犯ブザーの音を完全に消す」という一発芸を見た時は、特に印象に残らず。

出オチ最強選手権準優勝

セルライトスパ(大須賀)の才能を目の当たりにしたのはNIRAMEKKO出オチ最強選手権という深夜番組でした。

参考「NIRAMEKKO ~出オチ最強選手権~」は録画必須の深夜番組

決勝ではダイアン西澤に敗れたものの、センスを存分に発揮、すぐに好きになりました。この番組が放送されたのが2016年3月11日。

第37回ABCお笑いGP優勝

デビュー10年以内なら漫才でもコントでもモノマネなんでもOKというABCお笑いGP。
第37回大会が2016年7月18日に行われ、セルライトスパは優勝を果たしました。
披露したのはコントで「空手」と「ドラえもんの曲を効果的に使ったネタ」でした。

大会規定が変わった2012年以降の優勝者は

  • 2012年かまいたち
  • 2013年ジャルジャル
  • 2014年天竺鼠
  • 2015年GAG少年楽団
  • 2016年セルライトスパ

優勝者の顔ぶれを見ると、大会として極めて順当な、才能ある若手お笑い芸人を選んでいる気がします。

単独ライブ「リハありLIVE5」

ライブで一度見てみたいと思っていたものの、なかなか都合が合わず、今回やっとライブに行けることになりました!やったー。

face_ojisan_laugh

5ということで5回目になるそうです。4回目は1年前だったのでかなり貴重なライブになりそうです。

タイトルの「リハあり」ってどういう意味でしょうか?「リハ」でこういうことをやる予定というフリを観客に見せておいて、本番はめちゃくちゃになって笑えるという仕掛けなのかな?楽しみです。

チケット料金・日時

2016年10月11日(火)開場20時45分 開演21時 終了22時予定。

前売り1200円、当日1500円

空きがかなりあるのでまだ余裕で買えます。

チケット申し込みはチケットよしもとから

チケット発券方法はこちらから

僕の整理番号は41番

よしもと漫才劇場

場所はよしもと漫才劇場です。ZAZAhouseに比べるとしっかりした会場でそこそこ売れていないと使えないという劇場。清潔感があるのでデートで来ても◎

住所:大阪市中央区難波千日前12-7 YES・NAMBAビル5F
電話番号:06-6646-0365【15:00~21:00】
なんばグランド花月の向かいにあります。

単独ライブ感想(10月12日追記)

ネタを見たおぼろげな自分の記憶を元に、設定と印象的なボケを記録します。細かな言い回しは間違っている可能性がありますが、ご了承ください。

客層

男性と女性半分半分位~やや男性の方が多かったかも。
アインシュタインや藤崎マーケット、ダイアン、からし蓮根の客層と比べるとかなり男子率が高かったです。ツッコミの肥後は既婚ですし、ボケの大須賀はかっこいいタイプではないので、純粋に面白いから好きだという感じがしました。

花束

会場入口に単独ライブを祝う花束がありました。朝日放送テレビ制作から。第37回ABCお笑いGPで優勝したので、その縁ですかね。

セルライトスパ単独花束

優勝おめでとうポスター

劇場内の通路に優勝ポスターがありました。よしもと漫才劇場限定販売のTシャツも2000円で売っていました。英語つづりでCELLU LITE SPAなんですね。

セルライトスパ優勝ポスター

ライブ後に感想を追記します。

「リハあり」の意味

単独ライブのタイトルに含まれている「リハあり」の意味は、ネタとネタの合間に大道具をセッティングする裏方3人の寸劇があるという意味でした。恋愛ストーリ仕立て。

この仕組みの良い点は寸劇で準備する大道具が、本当に次に行うネタで必要な大道具ということ。なので、ネタとネタの合間に次のネタの準備ができるので、単独ライブ1時間の中で大道具待ちの時間が短くてすみます。ネタ→寸劇→ネタ→寸劇とテンポよく進んでいきます。

しかし一方で、ネタ設定が事前に客にばれるので、求められるハードルは上がります。テレビではネタのタイトルを表示するのが普通ですが、単独ライブではタイトル発表はあまりしません。今回のセルスパの単独で初めて?見ました。

コント「万引きGメン」

肥後が万引き女Gメン、大須賀が怪しい客の役。

大須賀が周りをキョロキョロしながら、「ノックの音を警戒する」「ノックの音を警戒する」、「履歴を見て想像する」「履歴を見て想像する」などと意味がわかないことを話します。客も面白いことを言っていると思ったら意味不明だったので「どういうこと?」という反応になっていました。万引きGメン肥後が「あの男何を言ってるの?」と発言して「わからないのが普通である」ことを知らせてくれます。

大須賀「終了10分前の電話が怖い」というセリフを聞いて、
肥後「カラオケあるあるだわ!この男、スーパーでカラオケあるあるを言っているんだわ!」

スーパーという設定でカラオケあるあるを言うという奇想天外な組み合わせコントでした。

大須賀「マイクが臭い」「クーポンで大体毎日半額になる」
肥後「ネタが尽きてきてるわもうやめときなさい」

大須賀「家に帰ってからあの歌歌えばよかったって思い出す」
肥後「盛り返したわ!!」

単にカラオケあるあるネタで終わるのではなく、カラオケあるあるを言うと落ち着くというキャラ設定をしていて、ツッコミの肥後にもカラオケあるあるを言わせたり、それを聞いて落ち着くというように構成されていました。

単純なネタの組み合わせに人を描くことで深みのある話しになり、最初何を言っているか意味がわからないという意外性のあるネタでした。

肥後「こんなこと家でやりなさい」
大須賀「嫌です」。
肥後「何でスーパーでこんなことするの?」
大須賀「涼しい」

コント「料理教室」

肥後が料理教室の先生、大須賀が生徒(男)役
  • エプロンを両手でギュッとつかんで緊張を表現
  • 「もっと男いるって聞いてたんですけど」
  • 「絶対シングルファザーだと思われる」
  • 「離婚したんです。子供は娘が6人、」
  • 「***とかアナパティエとか作ります、オリジナル料理」
  • 包丁で親指を切り「あああーー」と叫び、親指を口に加えて脇を右手で絞める。
  • 「料理やったことあるんですよね?」「ないです。」
    「アナパティエは?」「嘘です」
    「なんでそんな嘘つくんですか」「女性が多かったんで、あれ親子丼とカツ丼ですよね。」

コント「BAR」

BARのマスターが大須賀、そこに来た客が肥後

肥後のツッコミにフォーカスしたネタ、ツッコミの間で笑わせる。

平井堅の音楽?がBGMに流れている雰囲気のあるBAR。

店入って席に座るなりすぐに
「あちらのお客様からです」「はやない?!ついてすぐですけど。」
「水です」「水いらんよ!バーですよね。」

「ビール下さい」と言ったら出てきたのが缶の極小ミニビール
「小さない?!それがここの普通ですか?」「はい」
「あ、もしかしてこれいくらですか?」「70円です。」
「安ない?!」

「一番奥のお客様から水です」声を大きくして「いらんよ!水いらんよ!」
「あちらの黒人のお客様から水です」「I don’t need water!!」

「あちらのご婦人からお湯です」。「ここにきてお湯?面白い、ここのお店気に入った全員にビールあげてください。」持っていくビールが普通サイズの缶ビール、「そのサイズあったんや、あ、もしかしてそれ1本いくら?」「200円です。」「やす!」
「全員いらないそうです。」「俺は全部水もらったのに断る?」
「黒人から水です」「ファックユ!!もうエエわお会計」
「8万6千円」「ここできた!!」

コント「本気」

イタズラを仕掛ける婆さんが大須賀、見破る爺さんが肥後

「本気」というぼやかしたコントタイトルで客に内容を想像させない。リハありの部分で準備されていなかったタライが、暗転後に配置されているなど、客に見せる部分と見せずに水面下で仕込まれている部分があったネタ。構成が本当に上手いし、子どもでも楽しめる極上のネタ。今回のライブの中で一番好き。

婆さんがじいさんにイタズラをしかけるという設定。婆さんがイタズラを仕込む様子からコントが始まっていて、婆さんが仕込んだイタズラを客は全て知っていると思い込む。婆さんはじいさんがイタズラに引っかからないか影で様子を見守っている。

が、じいさんにことごとく見破られる。バナナ、ブーブークッション、ちゃぶ台のペットボトルからのたらい、テーブルの水に酢(仕掛けの仕掛け)

残る仕掛けは黒いタオルに墨汁を染み込ませたイタズラのみ(と客は思い込む)、「どうやってそのイタズラに持っていくのだろうか?」とハラハラさせる。

そこから、クロスワードがわからないフリをして爺さんにビリビリボールペンを食らわせようとする、客も知らなかったイタズラが展開される。しかし、それも爺さんに通用しない。

爺さんにイタズラを見破られる度に婆さんの顔つきが険しくなり、夫婦なのに婆さんが「くそが!」「じじい!」など口汚く罵るのも面白い。

爺さんが椅子に座ろうとして倒れるという客も知らなかったイタズラが急に発動し、遂に爺さんを騙すことに成功!(つまり婆さんは爺さんだけでなく、客も欺いていた)その瞬間盛大な音楽とともにガッツポーズし喜ぶ婆さん、顔には涙を浮かべている。「泣くほど喜ばんでもいいじゃろ」と言って爺さんが婆さんに黒タオルを渡し、婆さんの顔が黒くなる。それを見て二人でわっはっはと笑い終了する。

もしかすると、爺さんは黒タオルのイタズラとイスのイタズラを既に見破っていて、イスのイタズラに引っかかることで婆さんを喜ばせ、黒タオルを婆さんに使わせたのかもしれない。

コント「修学旅行の夜」

教師役が大須賀、生徒役が肥後

叱りたい教師が大人しく眠る生徒にささやいてたきつけるという設定。ふすまがあって、生徒にささやく→通路歩いて帰る→またやってきてささやくを繰り返す。

  • 「騒がんの?」
  • 「若くさ山でみんなが走り回っとったとき嫌な予感したんよ、疲れて寝ちゃうんじゃないかって」
  • 「好きな子の話せんの?先生は4組の**がかわいいと思う、かわいいと言うか、かわいくなると言うか…今はまだパッとしないけど、大人になると化けるタイプ、これ覚えといてね」
  • 「(叱るの)諦めたと思った? 過疎化が進んで一学年一クラスしかないんよ。だからこの部屋しかチャンスないんよ、先生がふすましめて10秒したら騒いで、コラーって言ってふすま開けるから、な、寝れなくて聞こえてるやついるだろ?少しでいいから頼むな。」

ショートコント「歯磨き」

歯を磨いている大人が肥後、仕上げで登場する謎のキャラが大須賀

クチュクチュシュワシュワ♪というNHK教育テレビあたりで流れてそうな曲がかかり、「仕上げは大須賀さ~~ん」というアナウンスが流れ、普通のおっさんがウキウキして曲に乗りながらダンスを披露して1ターン終了。

肥後が「鍵を閉めるの忘れてた」と言って、鍵を閉め、歯磨きを再開。同じ曲が再び流れるが、鍵を閉められているので、仕上げに大須賀は登場できず、インタホンの「ピンポーン」という音が何度もこだまする。

セルライトスパの特長

最初の「言葉によるボケ」までが長い

最初の言葉ボケまでが長いのが基本。ゆっくりと話が展開していくので客もリラックスして見ていられる。言葉でボケるまでに必ず仕草、表情でクスりと客を笑わせてからボケ始める、万引き、料理教室、本気、修学旅行は全てそのパターンで始まる。

唯一の例外が「BAR」、最初の「言葉によるボケ」までが長いことを逆手にとって、最初のボケまでが極端に早い。

ボケは静かに、ツッコミは大声で

ボケの大須賀は小声かささやきでボケていく。声を荒げることはない。おかしな事をいう元気な人ではなく、おかしな事をいう変な人であり、ブツブツボソボソと喋っている内容で笑わせるというスタイル。かつて、ダウンタウンの松本がポーカーフェイスで笑わせるという今までにないボケのスタイルを確立させたが、大須賀は声をはらずに笑わせるというスタイルを徹底している気がした。

肥後は芸人のセオリー通りに大声でツッコむ。ツッコミもささやきだと、東京の芸人のようなすかした感じのネタになってしまう(例、おぎやはぎ)ので、普通に大声でツッコむことはかなり重要。また大須賀のキャラを立たせるためにも、外見が普通すぎる肥後という点もコンビとしてのバランスの良さを感じる。

ネタの設定は3パターン

今回のライブでは3パータンのネタの設定がありました。

  1. こういう人もいるかもしれないという人物設定が絶妙なネタ、
  2. 子供よりのでも大人も楽しめるネタ
  3. ボケとつっこみのセットで笑わす

1.人物設定が絶妙なネタ

口癖や仕草、服装、思考に至るまで人物設定が細かく、こんな人どこかにいそうだなと思えるネタというのがセルライトスパの最も得意とする設定。世界観は友近に近いが、コンビなので掛け合いができる。

例、万引きGメン、料理教室、修学旅行の夜

2.子供よりの大人も楽しめるネタ

大須賀のポップさを活かしたダンスや、あほみたいな設定をとことん追求するというネタ。ABCお笑いGPの決勝ネタや、今回の単独ライブの「本気」「歯磨き」などに代表される。選曲はシンプルだが、設定の世界観はかなり奇想天外で「よく思いつくなぁ」と思うものが多い。

3.ボケとつっこみのセットで笑わすネタ

ボケとツッコミという基本中の基本で笑わせる。ボケとの間、声の大きさ・内容をきっちりボケに合わせて変化させる。肥後のツッコミは変な癖がないのでボケが引き立つ。刺し身に添えられたツマの役割。

例「BAR」

まとめ

単独ライブは予想以上に面白くて、ファンになりました。他のお客さんも「全部おもろい120点」と言っていました。

テレビでポツポツ見かけるようになりましたが、まだまだセルライトスパの面白さは認知されいません。変わらぬクオリティで頑張っていってほしいです。


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泣いて喜びます。

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